MIPI A-PHY ~ 改版したValens VA7044搭載デシリアライザボードをモニターボードに接続して動かしてみた ~
こんにちは、NetVision技術部の天野です。🦐
今回は26年3月に改版・受注を開始した、 Valens社製 MIPI A-PHY IC「VA7044」搭載 A-PHYデシリアライザボード「NV069-B」について紹介します。
弊社が販売している A-PHYデシリアライザボード と MIPIモニターボード を接続することで、入力されたMIPI 信号を、HDMI / Display Port または USB経由で容易に出力・映像確認することが可能です。
A-PHY搭載のカメラであればメーカーを問わず評価可能なため、効率よく開発を進めることができます。
過去に開発した A-PHYデシリアライザボード「NV069-A」については下記をご確認ください。
Valens VA7044 Series
API-7044-FT ハードウェア仕様書 (※旧ボード)
技術部ブログ「A-PHYボードのご紹介」
MIPI A-PHYとは
MIPI A-PHY とは、ADAS、ADS、IVIなどの車載アプリケーション向けの長距離SerDes物理層インターフェースです。
この規格は、数〜数十Gbpsの高速伝送が可能であり、ノイズの影響を受けにくい特性を持ちます。
| MIPI 物理層規格 | 用途 | 速度/1Lane(HS) | 伝送可能距離 |
|---|---|---|---|
| C-PHY | スマートフォン IoT機器など | 5.7 Gbps | 数十cm |
| D-PHY | スマートフォン IoT機器、 自動車など | 2.5Gbps | 最大約30cm |
| A-PHY | 車載ネットワーク (カメラ、センサ)など | 16.0Gbps | *VA7000シリーズは8.0Gpbs 15m |
既存のMIPI C-PHYやD-PHYと比較して、1レーン当たりの最大データ伝送速度や伝送可能な距離が向上しており、車載ネットワークに最適化された規格と言えます。
また、MIPI A-PHYは、MIPI Automotive SerDes Solution (MASS)の基盤として、カメラ、センサー、ディスプレイの統合を簡素化し、機能の安全性やセキュリティも組み込むよう設計されています。
NV069-Aとの差分
紹介する新規A-PHYボードと旧A-PHYボードの差分は以下になります。(一部抜粋)
- 基板サイズが弊社標準のSerDesボードと同サイズに変更
- MIPI D-PHY RXコネクタ、UTPコネクタを削除

NV069-Aとの差分
本ブログで紹介する接続構成
以下の接続構成で動かしました。

ボードの設定
SVL-03-UVC
- DIPSW 8 ON(UVCモード)
- SVMCtlからカメラに合わせた解像度、FPSなどの各種設定
NV069-B
- FWを書き込み、カメラに合わせてDIPSWを変更
- ACアダプタからカメラ用電源を供給

NVCapの表示
ボードとPCを接続し電源を入れ、カメラ用の設定をSVMCtlから適用します。
NVCapのPreviewを開始するとカメラの映像を確認できました。

紹介は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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