OV7670とSVI-06をつなぐ中継基盤をつくろう~後編~【2013/11/28】
OV7670とSVI-06をつなぐ中継基盤をつくろう~前編~の続きです。 オムニビジョン(OmniVision)製OV7670とSVI-06を接続する中継基盤を作っていました。 しかし、前回左右逆に配置をしてしまいましたので、再度配置表から作り直します。 まずは、Excel上に配線図を作っていきます。作ったものが下記になります。



この配線図上に配線をしていきます。配線まで行ったものがこちらです。



この配線図をもとに、基盤に回路をはんだづけしていきます。

1度作っていますので、2度目は簡単に作れます。
これでは、配線が正しい中継基盤が出来上がりました。
中継基盤がやっとできましたので、SVI-06につないで、設定ファイルov7670_VGA_UYVY.txtを送ってみます。

やはり応答がありません。。。。ただの屍のようだ。

配線は正しいのですが、何がいけないのでしょうか。

初めから確認してみましょう。

まず、配線は正しいので、その配線が正しくつながっているかテスターで導通チェックをしてみます。
確認の結果、5か所も導通チェックNGの配線がありました。
初心者の方は要注意ですが、はんだづけしてつながっていると思われても、深く差しすぎていたりしてうまくつながっていない可能性があります。
はんだ付けが終了したら、動かす前に導通チェックをお勧めします。

<作成のポイント5>
すべてはんだづけしたら、テスターを用いて導通チェック!
さて、導通チェックがOKになるように、再度はんだつけを行います。

これで中継基盤の作成は完了しました。
あとはI2C通信で、カメラモジュールのレジスター設定を行うだけです。
でもこのオムニビジョン(OmniVision)のOV7670は電源を入れただけでVGAサイズの画像を取得することができます。
その時に取得した画像がこちらです。
色見本表を映していますが、全体的に紫がかっていて神秘的ですね。とはいえ、色味がおかしいです。

今回OV7670からの画像取得には、SVI-06を購入すると標準でついてくるSVIMonという画像描画用のアプリケーションを使用しています。

たとえばこのような形で表示されます。

PCの裏側を撮影していますが、全体に紫色がつよくてなんだか不思議な世界感を醸し出しています。

オムニビジョン(OmniVision)OV7670カメラの映像を見るためには、SVIMonのオプション設定の変更が必要になります。

「Sync Mode」と「Data Input Timing」の設定を下記の画面と合わせます。
(この設定もデータシートに書いてある、Frame Timingを確認して設定します。)

では次にこの色味などの調整をしていきます。

イメージセンサには色や各種機能を調整することができるようになっており、具体的には、イメージセンサのあらかじめ決められたレジスターに値を設定することで、これらの調整を行います。
では、あらかじめ決められたレジスター値はどこに記載されているかというと、イメージセンサについてくるデータシートと呼ばれるものです。

今回イメージセンサを株式会社日昇テクノロジーの通販サイトで購入しましたので、その通販サイトにデータシートも一緒に置いてあります。 OV7670購入サイト OV7670データシートPDFファイル

OV7670のデータシートのP11に「Register Set」という項目があります。このような記載の箇所に設定用のレジスター表が掲載されているので、そこを探します。
レジスター表がどこにあるかわかったら、あとは各値の意味を一つ一つ確認して設定を行っていきます。
この設定値を決める作業はなれないと難しいと思います。
手探りで探し当てるしかないか、もしくは、Linuxのソースコードに初期設定値があったりするようなので、Google検索でカメラの型番を入れて、検索してみるのがよいかと思います。

今回は、トランジスタ技術2012年3月号の特集記事「始めよう!チョコっとカメラ」に初期設定値が掲載されていましたのでそれをI2C通信で設定します。
設定ファイルov7670_VGA_UYVY.txtはこちらです。

初期設定を行った後の、イメージセンサの画像が左記になります。

ということで、正しく表示されるようになりました。今回作成した中継基盤は完成となります。

それでは最後にポイントのまとめです。

1.材料をそろえる前に中継基盤の配線図を作っておこう!
2.いきなり基盤に配線していくのではなく、Excelシート上で配線してみてイメージをつかみましょう!
3.ピン配置表・イメージセンサの両方に目印があるから、まずは目印を探しましょう!
4.はんだづけ初心者は絶対フラックスを使いましょう!
5.すべてはんだづけしたら、テスターを用いて導通チェック!


いかがだったでしょうか。OV7670とSVI-06接続用の中継基盤を作成しました。

今後もオムニビジョン(OmniVision)社以外のカメラ接続用中継基盤も作ってまたブログ記事として公開していきたいと思います。

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