EZ-USB FX3の高速化検証 ~予告編~【2013/09/03】
2011年末から開発者ブログでは機会があるごとにEZ-USB FX3(以下「FX3」といいます。)の話題を取り上げてきました。
最近は1年ほど前の記事の更新を最後に沈黙し続けてきました。
その間、国内でのFX3の普及率はどれほどかわかりませんが、今年に入ってからLeap Motion ControllerにFX3が使用されたりとUSB3.0用のチップとして使用されてくるようになりました。
さらには、HPからLeap Motion内臓のノートPCまで発表されました。

また、Cypress社からも転送レートの最適化を検証したアプリケーションノートAN86947 – Optimizing USB 3.0 Throughput with EZ-USB が発表されるなどFX3の普及が進んできているのではないかと感じております。
そこで、アプリケーションノートAN86947やFPGAマガジンNo.2等をリファレンスしつつ弊社で独自に検証した転送レートに関するレポートを数回に分けてブログで発表します。
なお、弊社の検証のポイントは、FX3~PCへのデータ保存までをトータルに検証し転送レートを算出しているところにあります。
次回以降の内容は次のようなものを予定しています。

1.FX3高速検証の全体像の紹介と、FX3~PC保存を含めた転送レート(334.4MB/sを達成!)紹介
2.プリケーションノートAN86947と弊社検証の違い
3.FX3~PC転送までの論理的な速度考察
4.高速転送を実現するFX3ファームウェアでの対応実例
5.高速転送を実現するPC側での対応実例
6.Streamアプリケーションの内部構造簡易解剖
7.データをPCに保存する

週2回のペースで更新をと考えております。
記事に対する質問や励ましのコメントなどはコメント欄に記載いただければ筆者の励みになります。
なお、いただいた質問についてはご回答できる範囲で誠実に対応できればと思います。

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