使ってみてわかった! クラウドワークスでのお仕事【2013/08/15】
今回はクラウドワークスでロゴを募集して分かったクリエイターの行動や閲覧数や提出件数の推移等を開発者ブログ番外編としてご紹介します。

ネットビジョンは純粋な組み込み系の開発会社です。そのため、デザイナーという職種の人は社内にはおりません。
そんな会社でも、会社のロゴを今のよりもデザイン性のあるものに作り直したいという話になりました。
そこで、「社内にいないのなら社外から募集してみればいい!」ということになり、クラウドワークスというクラウドソーシングサービスを利用してみることにしました。
※クラウドソーシングとはWikipediaによると、「不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態。ウェブサービスのトレンドの一つでもある。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語。」とのこと。

さて、クラウドワークスでの仕事の登録や募集の仕方等は、 クラウドワークスを見たり、nanapiサイトに解説があったりしますのでそちらをご覧ください。
開発者ブログでは、ネットビジョンのロゴ募集においてどのような推移で閲覧やロゴの提案がなされたか、データとともに考察してみたいと思います。
※毎日決まった時間にデータを取得していたわけではないので取得の時間差により多少の増減はあるかと思いますがご容赦ください。
※土日や一部取得していない日については、前後の数から均等割りにより数を推定しています。

まずは、閲覧数(累積)のデータです。ロゴの募集期間は2週間(9/25~10/9)でした。
グラフから登録開始当日は閲覧数が多いことがわかります。
ただ、当初の勢いは2日目に失速し閲覧者数は減少しています。
3日目以降は日々の閲覧数はほぼ横ばいの状態が続きます。
ではなぜ、登録日当日は閲覧数が伸びたのかを振り返ってみたい。
登録日当日ということで、お仕事リストの最初のページに出ていたため目につきやすかったということが考えられます。

しかし、それ以外にも多くの人に見て欲しいという思いもあり、弊社のツイッタでの告知や、クラウドワークスのサイトにある「見てみて」ボタンを活用して多くのデザイナーの方にこちらから登録情報をプッシュ通知して、デザイナーの方に認知してもらう活動を行いました。この活動が功を奏して当日の閲覧数の伸びにつながったと思います。
この「見てみて」ボタンは2日目までは積極的に押していました。
しかし、あることに気が付き3日目以降押しにくくなりました。あることとは、一度「みてみて」ボタンを押した人であっても、時間を置いたりすると何回も「見てみて」ボタンが押せてしまうのです。
何回も押せてしまうということは、相手にはその分メールがいっぱい届いてしまうのでは?と考え、スパムメールのような状態になることを危惧して押すのをやめました。
10/2~3にかけて閲覧数が急増しておりますが、これは10/2に行ったツイートのリツイートが多く(といっても3件でしたが・・・)の人からあったからだと思います。
結果として2週間で1600回以上も閲覧していただけました。クラウドワークスで活動するデザイナーの方は多くおり、活動も活発だということがわかります。
つまり、デザイナーの方には有効なサービスとして認知されており、クラウドワークスでロゴ募集を行うことは効率的なのではなないかと推測できます。

さて、次に気になるリストの登録者数(累積)の推移です。
2日目までの登録が半数を占めるという結果になっています。
このことから、登録当初のうちに、デザイナーの方々の目にとまりかつ、その仕事の内容が気に入ってもらえるか、気にしてもらえるかという勝負ではないかと考えられます。
つまりは、登録内容をどう書くかの勝負とも言えます。
まずはデザイナーの方がイメージしやすい内容を詳細に記載することがよいのではないかと思います。(クラウドワークスのサポートの方もそのようにおっしゃっておりました。) また、1週間目までにある程度気になるリストの人数を増やしておかないと、提出件数に大きく影響がでる感じがします。
その理由としては、締め切りが近づけば近づくほど気になるリストに登録する人が少なくなっており、ロゴ制作してもいいよという人がどんどん少なくなっていくことになるからです。だから、スタートダッシュが重要なのではないかということです。
しかし、お仕事の登録初日に気になるリストに登録する人が多いのは少し驚きました。今回だけの傾向かもしれませんが、もう少し平均的になるのかと予想しておりました。

最後に、提案件数と提案人数の推移です。提案件数についてはリテイクの件数も含みますがそれほど多くはありません。
初日から数件の提案があり、1日目から7日目まではほぼコンスタントに提案があるような状態です。後半の1週間は締め切りに近づくほど提案件数が多くなってきます。
また、提案人数に比べて提案件数の伸びが大きく、1人の人が複数の提案を行っていることがわかります。
またこの複数提案も7日目以降に増えていく傾向があります。

これらのデータから個人的に想像できるクリエイターの仕事の流れとしては、

1. 登録日が近い案件を確認し気になるものを、気になるリストに登録。
2. 案件の内容を踏まえて、提出物を検討。
3. 締め切り2日前をめどに提出

といったことではないでしょうか。この傾向をもとに登録する人はいろいろとクリエイターとやり取りするとスムーズなのかなと思いました。
ということで、開発者ブログということもあり、簡単なデータからクラウドワークスでの働き方や募集の仕方を解析してみました。

次回もロゴの提案を予定しております。またデータを取ることがあれば紹介してみたいです。

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