「SVP-01-U」は USB3.0 と DisplayPort に対応したパラレル映像信号キャプチャボードです。
USB3.0 出力は USB Video Class に対応しており、SVM-03 と同様いろいろなソフトウェアで映像信号を非圧縮で取り込むことができます。
DisplayPort 出力は、最大 1080p/60fps の映像をモニタに出力することができます。アクティブ変換ケーブルを使用することで、HDMI モニタに接続することも可能です。
本基板の入力コネクタは弊社「SVM-03」基板と互換で、コネクタ位置も合わせています。NVCap 等ソフトや SVM ライブラリも同じものが使用できるため、SVM-03 を使用しているシステムの置き換えが簡単に出来ます。
既存の「SVM-03」や「SVO-03」基板は FPGA (Spartan-6) の入手難に伴い製造を中止し、今後は「SVP-01」基板に置き換えを予定しています。ただし、SVP-01-U の FPGA 等部品もリードタイムが長くなっているため、しばらくはご注文から納品までお時間をいただくことが予想されます。何卒ご容赦ください。
SVP-01-U 基板の新機能
1.フレームメモリ機能
ボード上のメモリをフレームメモリとして使用して転送する機能 (Decimation = Auto 設定) を UVC モードに新たに追加しました。
この機能を使うことで、USB の転送帯域が PC の負荷で一時的に落ちた場合でも、フレームメモリが空にならない限り取りこぼしなくキャプチャが可能になります。
また、USB の実効帯域が入力映像よりも遅い場合、自動的にフレームレートを落として転送します。これにより、USB2.0 接続でも Full HD のような広帯域な映像データを、非圧縮で取り込むことが可能になっています。(この機能は、SVM-06 基板でも使用可能です。)
なお、出荷時設定はフレームメモリを使用しない設定(SVM-03 互換)になっています。
2. DisplayPort 出力
HDMI 出力を DisplayPort に置き換えています。パラレル版は 2L 構成で従来と同程度の帯域を確保しています。開発予定のMIPI 版は 4L 構成とすることで、現在の SVM-06 より広帯域となる予定です。
DisplayPort 機能は FPGA に実装されているため、ハードウェア的には DisplayPort 入力も同じボードで対応可能です。販売形態は従来の通り、入力、出力は別々に販売します。
なお、DisplayPort バージョンは 1.1a のため、DP -> HDMI のパッシブ変換ケーブルは使用できません。アクティブ変換ケーブルは使用できます。
ケーブル・アダプタ推奨品については下記をご覧ください。
SVP-01-U DisplayPort ケーブル・アダプタ推奨品について
3. クロック出力
SVM-03 では、24, 27, 48, 54 MHz から選択して、コネクタにイメージセンサ駆動用のクロック信号を出力する機能がありました。
SVP-01-U では、任意の周波数 (MHz) を指定して出力することが可能です。
必要ない場合、クロック出力を停止することもできます。
4. ボード間同期
従来基板ではボード間の同期機能が課題でした。SVP-01-U では、SVP-01 基板側に同期専用コネクタを実装できるような構成になっており、ご要望に応じた同期機能のカスタマイズが堅牢かつ柔軟に対応可能です。標準仕様では、本コネクタおよび同期機能は未実装になっています。
その他、SVM-03 より対応している設定ファイルを基板に書き込んで電源 ON で自動送信する機能(ROM起動)も、SVP-01-U 基板で同様に対応しています。
■今後について
今後は、「SVO-03」の置き換えとなる映像信号出力ボードや、「SVI-09」の置き換えとなるベンダードライバ版、MIPI CSI-2 / DSI 版などもリリースを予定しています。
【リリース予定】
SVO-03後継機種[SVP-01-G]:2022年10月
SVO-03-MIPI後継機種[SVS-01-G]:2023年04月
SVM-06後継機種[SVS-01-U]:2023年12月
■製品ページ
■SVP-01-U