最新事例/SVシリーズ
ホーム > 製品サポート > 最新事例/SVシリーズ
☆最新事例/2021年8月更新
2021年8月現在までの最新の開発事例などをご紹介いたします。


☆2021年7月までに開発済みの機能と商品
ステレオSVM/SVO
   SVM-06とSVO-06β*1に搭載されているターゲット接続コネクタ(CN4)の、基本ポート60pos側と、新たに拡張したポート60pos側をつかって、MIPI CSI-2を2系統同時に入力/出力することが可能となりました。
   これによりMIPIカメラ2個を使ったステレオカメラの映像を簡単に録画・再生することが可能となります。
*1 SVO-06βは、SVM-06ボードにSVOの機能を移植したボードです。HDMIポートは使用できません。


2ch入力
   SVM-06のターゲット接続コネクタ(CN4)に、MIPI CSI-2カメラが2台つながる2ch入力ボードを用意いたしました。

   MIPI CSI-2 映像信号 のデータ 4 レーン x 2ポート入力時のレーンあたりのビットレート1.5 Gbps(最大)、 有効画素データレート9.6 Gbps[4.8Gbps x2ポート](未満)に対応します。
   但し、 2ポートの入力はデータタイミングが同期していることが動作条件となります。
   2つのカメラからの入力信号はFPGAによりSide By Sideの信号形式でパッキングされて出力されます。

例えば1280x720の解像度であれば、2560x720の画としてパソコンに送られ弊社キャプチャソフトであるNVCapにて並んだ状態で表示と録画が可能です。


2ch出力
   SVO-06βを使って、SVM-06のステレオ録画した映像をカメラの代わりに2ch出力するシステムもご提案可能です。
   SVO-06βのターゲット接続コネクタ(CN4)と接続可能な、MIPI CSI-2映像用2ch出力ボードを用意いたしました。


   MIPI CSI-2 映像信号 のデータ 4 レーン x 2ポート出力時のレーンあたりのビットレート1.5 Gbps(最大)、 有効画素データレート9.6 Gbps[4.8Gbps x2ポート](未満)に対応します。
   弊社再生ソフトであるSVOGeneratorで読み込んだSide By Sideの映像を2chカメラ映像としてターゲットに出力します。



Embedded Data

   SVM-06のオプション機能であるEmbedded Dataの取り込みもこのステレオカメラの場合でも対応可能です。
   映像のアクティブデータの上下の部分に配置されているEmbedded Dataをセンサ・メーカーで割り当てるData Type値を元に、映像と同時に取り込むことができます。
   これによりEmbedded Data付きのステレオカメラ映像の模擬をすることが可能ですので、そのデータを利用しての製品の評価、テストなどの効率化を支援いたします。

Embedded Dataの取り込み



構成
   これらのシステムを使っての弊社での動作確認済みの構成です。
SVM-06で1920x962(Embedded Dataあり),Raw12bit,30fpsの2ch分のステレオカメラの映像を取り込みます。
   その映像をSVOGeneratorで3840x962,Raw12bit,30fpsのSide By Side形式でSVO-06βに入れるとFPGAで2chカメラの映像に分けて映像を出力します。
   2ch入力ボードと2ch出力ボードをFFC(Flexible Flat Cable)にてつなぎ、SVM-06で映像をキャプチャして元のカメラのEmbedded Data付きの映像がとれることを確認しております。

※ステレオSVM/SVOは、個別対応となります。詳細は弊社営業まで、お問い合わせください。
【今後の予定】
SVO-06 正式リリース
VirtualChannel開発中


☆開発中の機能と商品
SVO用パターンジェネレータ ※SVOボードをお持ちのお客様には無償にて提供させて頂きます

   SVO-03, SVO-03-MIPI を使ってテストパターンを出力するソフトを開発しました。
   AVI や FRM データを作成することなく、テストパターンが出力できます。
また、数種類のテストパターンや、動くパターン、フレームカウンタの出力が可能です。
現在は、SVO-SDKに付属しています。

使い方
1.SVOGenerator で出力タイミングの設定して Apply を押す
※このタイミングで SVOGenerator.svo にタイミングが書かれます

2.パターンジェネレータから SVOGenerator.svo を選択

3.出力するパターンをクリックして Play を押すと再生開始

【今後の予定】
・タイミングデータをパターンジェネレータ側単体で調整可能にする
・出力可能なパターンを増やす
・RAW 形式に対応する

可逆圧縮JPEG-LS/FPGA-IP:開発中
   車載で自動運転等に使用される画像は、精度を上げるためほとんど非圧縮プログレッシブ画像が使用されています。
   最近の研究開発では、4K画像が使用されることが多くなってきました。4Kとは、横4,000×縦2,000前後の画面解像度に対応した映像に対する総称です。映画、カメラに使用されるDCI 4096×2160(画素数8,847,360)と、テレビ放送、ディスプレイで使用される4K UHDTV 3840×2160(画素数8,294,400)があります。
   4K-30fps&60fpsの画像は処理するのも大変ですし、画像を保存しておくのも大変な作業になります。
   そこで弊社では、可逆圧縮JPEG-LSのFPGA-IPを開発しております。現バージョンは、MIPIモニターボードSVM-06用に1080P(1920x1080)まで可逆圧縮できるIPです。次に伸長IPを開発いたします。
   JPEG-LSは可逆圧縮ですので、非圧縮プログレッシブ画像からの移行も容易だと考えております。
※今回のFPGA-IPは、独自開発となります。評価依頼は、弊社営業までご連絡ください。

【開発中】
・JPEG-LS圧縮FPGA-IP
・JPEG-LS評価用アプリソフト開発  (圧縮、伸長アルゴリズム確認用)
・JPEG-LS伸長FPGA-IP開発

SVM-06 Vendorモード[ β版 ]

   SVM-06ボードにおいて、Vendorモードをサポートしました。
(Vendorモードとは、SVIシリーズで動作していた、USB3.0を使用した弊社独自のプロトコルでSVIボードを制御するモードです。弊社独自のプロトコルで、映像取り込みや、I2Cでのカメラ制御 等をします。)
   従来SVImonというパラレルインタフェースに対応した専用のキャプチャアプリがありましたが、そのアプリでMIPIインタフェースに対応できるよう改造しています。
※今回の改造はモニタリング、I2C対応のみで、レコーディングは未対応となっております。




■ 過去の更新ページはこちらから
☆最新事例/2021年5月更新(SVOシリーズの読み込み画像作成)

注意事項:記載された商品名、社名は各社の商標です。本資料は仕様変更の為予告なく変更する場合があります。