SOLUTION
ホーム > ソリューション  >  SVシリーズを使用した受託開発 
SVシリーズを使用した受託開発 
 弊社では、自社製品SVシリーズを流用した受託開発を提案しております。提案内容としては、Artix-7ボードを使用したアルゴリズムのハードウェア化、SerDesボードを流用した異種SerDes変換、SVシリーズボード応用製品です。

■動的部分再構成(Dynamic Partial Reconfiguration)の提案

 弊社では、イメージレコーダーSVI-06のFPGAを、お客様サイトでFPGA修正をしていただく、FPGAプラグインを提案しておりました。
URL:https://net-vision.co.jp/solution/svi-logic.html
 SVI-06の収束に伴い、新たにArtix-7ボード(SVI-09)を使用した動的部分再構成を提案しております。このボードはFPGAプラグインの機能に加えて、SVI-09をそのままシステムに組込めるように構成しております。開発当初は、イメージジェネレーターSVO-03を使用してテスト画像をSVI-09に流し込みます。
FPGAプラグイン
組込みボードSVI-09で画処理した後、モニターボードSVM-03で画処理画像の確認をします。
 現状提供可能なFPGA-IPは、画サイズ変換、ピクセルフォーマット変換、切り抜き等ですが、今後ライブラリを増やしていく予定です。SVO-03をカメラに変更し、SVM-03を機器に変更すれば、そのままSVI-09を組込みボードとして使用できます。
 Artix-7ボード(SVI-09)は、他にもFPGAプラグインと同様の使用方法で使用できます。SVI-06から追加した100ピンコネクタを使用して、車載ステレオカメラMIPI入力、MRCoHOG前処理ブロックの組込みも実現しております。
人物検出のためのハードウェア指向画像特徴量算出法
URL:https://www.ieice.org/~iss/jpn/Publications/issposter_2016/data/pdf/ISS-SP-173.pdf
 今後のアルゴリズムのハード化に、是非ご使用ください。

Artix-7ボード SVI-09(パラレル&LVDS入出力)概要

● DIPスイッチによるモード切替
 ⇒LVDS入出力モード:LVDSポートからの入出力
 ⇒パラレル入出力モード:パラレルポートからの入出力
●入出力仕様
 ⇒LVDS入出力ポート16bit(LVDS or Sub-LVDS)
 ⇒パラレル入出力ポート 8~32bit
 ⇒USB3.0入出力ポート:USB3.0、USB2.0動作付加機能
● 動的部分再構成(Dynamic Partial Reconfiguration) 対応
● 電源供給
 ⇒USB3.0電源、スマホ用ACアダプタ、5V電源ピン




SerDesボード受託開発

 SVシリーズ用SerDesボード、パラレルからMIPI高速、低消費電力対応の為、種類を増やしています。 https://www.net-vision.co.jp/product/serdes-if.html  
弊社SVシリーズ用のSerDesボードの標準単価は46,000円(消費税別)です。納期は受注後1.5ヶ月、1ロット10枚以上で製造いたします。但し、SerDes-ICの仕様により開発費が異なる場合が有ります。
 受託開発としては、CANポートを実装したボード、GMSLをFPD-Link IIIに変換するボード等、各種開発しております。是非お問い合わせください。

SVシリーズボード応用製品

 SVシリーズは全て社内で開発しております。弊社標準ボードの改造であれば短納期、低価格でお客様向けのボード開発をいたします。  製品例としては、下記になります。

1、USB3.0カメラ開発:1080P-60fps

 SVM-03ボードでの動作確認後、SVM-03の回路図を流用して開発したUSB3.0カメラです。
FPGAプラグイン機能も使用しており、被写体が動いた時のみホストPCに画像を送る機能も組み込みました。
 10x10cmの汎用ボードから、4x4cmのカメラボードを開発しました。
カメラ動作仕様:
●ピクセルフォーマット:RAW10bit、12bit
●画サイズ:
  ⇒1080P(1920x1080)-120fps
  ⇒720P(1280*720)-160fps
●カメラI/F:LVDSシリアル、LVDSパラレル、TTLパラレル

2、4CH車載カメラ同期取込み装置(アラウンドビュー)

 車載カメラ複数チャネル同期は、ステレオカメラと4CH同期の開発がほとんどです。ステレオカメラの場合は、SVボード1枚に2CH入力して2CHカメラの同期を取りながら入力しています。4CHカメラの場合は、SVM-03の使用がほとんどです。4CHの場合は、車載カメラの仕様に合せた形で同期を取っています。同期の取り方は二通りです。CH間の同期は、車載カメラの仕様次第ですが、n-sec単位で同期が取れています。

●I2Cコマンドによる同期
  ⇒車載カメラからのVSYNC/4CHを見ながらSVM-03側でズレをFPGAで観測し、ズレが生じた場合はI2C経由でCH間の同期調整をします。
●車載カメラ機能による同期
  ⇒SVM-03から同期信号を送り、カメラ側で自動調整する。この場合も、FPGA/SVM-03で同期の確認をしています。
 また、4CHで録画した動画、CG画像の再生は、イメージジェネレーターSVO-03及びSVO-03-MIPIで同期再生しております。

3、小型カメラ開発

 サイプレス社USB3.0-ICのFX3を単体で実装した小型ボード開発も受託開発で開発しております。
 センサーの入手は困難でしたが、最近はRaspberry Pi Camera等が安価に入手できるようになっております。弊社はこの Raspberry Pi Camera用に接続ボード(NV011-D)を開発しております。カメラ動作用の設定ファイルも準備しております。これにより、カメラとセットで直ぐに小型カメラが開発できます。

注意事項:記載された商品名、社名は各社の商標です。本資料は仕様変更の為予告なく変更する場合があります